場面緘黙症・うつを乗り越えて。30代からはじめる自由で幸せな生活への道

仕事を通じてファンをつくるということ。


 今日は、お昼に心療内科へ行き、その帰りに銀行へ寄りました。お恥ずかしい話ですが、精神的に落ち込んでいたこの2ヶ月間、国民年金の振り込みを放置し、滞納していたのです。滞納分の2ヶ月と今月分を支払うために、銀行へ行ったのですが、窓口の女性の接客がなかなか素敵でした。

 何が素敵だったかというと、接客中に「今日は、日差しが強くて大変ですね~。」と声をかけてくれたことです。何だそれだけのこと、と思った方もいるかもしれません。でも、私にはその女性がすごくプロフェッショナルで素敵に思えたのです。

 私が整理券を片手に、ぼーっと待っている間も、彼女だけがテキパキと仕事をこなし、隣席の女性行員に指示をしたりしていました。いざ、私が呼ばれて振込手続きの用紙に記入している最中に「今日は日差しが強くて大変ですね~」と言われ、さらに帰り際に「暑いのでお気をつけてお帰りくださいね。」と言われ、私はちょっとだけ笑顔を返しました。たったこれだけ、5分もない時間なのですが、お昼過ぎのまったりした空気の中で、彼女だけが活き活きと輝いて見えたのです。

 何気ない一言や笑顔が、またこのお店に来ようかなと思わせてくれることがあります。そのお店の商品が良いわけではなく、その人がいるから買いに行くというような、そういう店員さんって、たまにいます。私には、このおばちゃんが、何人かいるそういう店員さんのひとりになりそうです。

 販売にしても営業にしても、そういうファンを作れる人ってやっぱりすごいと私は思うのです。そして、そういう人は輝いてみえる。きっと幸せとか、楽しいっていうオーラを発しているし、月並みな言葉ですが、一生懸命さが伝わるんだと思うんです。だから、ファンがつく。そして、売上がついてくる。今は、無職ですが、仕事が決まったら、そういう仕事ができる人になりたいな、と思ってます。