それでも夜は明ける

場面緘黙症・うつを乗り越えて。30代からはじめる自由で幸せな生活への道

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脳をだまして、感情をコントロール


 一昨日のブログで、松岡修造について書きました。なぜなら、その日、テレビに出ていたからです。その番組内で、もうひとつ気になることを言っていました。「笑いながら寝る」のだそうです。嫌な事、むかついた事があって、頭が悶々とした時、無理やり笑顔の表情を作って布団に入る。そうすると、いつの間にか眠ってるらしい。

 スタジオでは失笑が起きていました。こいつ頭おかしいんじゃないの?的な反応です。少しもおかしくない。ものすごく全うで、もしこの方法を自分で生み出したのなら、松岡修造はやはり只者ではない、と思いました。

 それは、上の画像の女性、ボディランゲージのような非言語表現が人に与える影響を研究している社会学者、エイミー・カディ氏のTEDでのプレゼンテーションを思い出したからです。非言語表現は、他人への印象に影響を与えるだけでなく、表現をした本人の感情にも影響を与えることが、研究結果によって立証されているそうです。たとえば無理やりにでも口角を上げれば、楽しい気分になる。縮こまったポースをとると、ホルモンの分泌が変化し、ストレス耐性が弱くなるのだそうです。よくわからないという人は、四の五の言わずに下の動画をぜひご覧ください。



 TEDの中でもお気に入りのプレゼンテーションです。有名なものなので、すでにご覧になっていた方も多いでしょう。過去に辛い経験をしたからこそ伝えられる真意というものがあると思います。小さな変化が大きな違いに繋がる。"Tiny tweaks can lead to big changes." 最後にこう言っています。

 松岡修造さんは、感情の起伏が激しい内向型の人ではないかと、前々回のブログに書きました。内向型が陥りやすい思考の堂々巡りから脱するために「笑いながら寝る」のは、非常に理に適っていると思います。勝手な推測ですが、感情の起伏が激しい自らの性格に悩まされていた経験がきっとあるはずで、それをコントロールするためのひとつの方法として実践されているのではないでしょうか。

 松岡修造さんもエイミー・カディ氏も、逆境を乗り越えて、今の地位を獲得したのだと思います。「小さな変化が大きな違いを生み出す。」「フリをしてれば、本物になる」きっと松岡修造さんも、この言葉に心を打たれるだろうな、と思っています。

「ザ・シークレット」引き寄せの法則。


 引き寄せの法則についての本、「ザ・シークレット」の感想です。昨日、読み終わったばかりなのですが、一週間くらいかけてゆっくりと読みました。一言で言うと、とても耳触りのいい事をささやいてくれる本です。

 「あなたは、ただ望むだけで、その願望を手に入れることができる」そう言われたら、すごく気持ちよくなりませんか?しかも、願望を引き寄せるまでは、ただただ悪いことは考えず気持ちよい気分でいなさい、とまで言っているんです。

 「ザ・シークレット」は、私にとっての初の自己啓発本であり、スピリチュアル本です。30年間一度も、こうした本を書店で求め、読む機会がありませんでした。そんな中、この本を手に取ったのは、私が深刻に悩みつめ、その様子を感じ取った一人の友人が、「引き寄せの法則」の存在を教えてくれたからです。引き寄せの法則を教えてもらってから、私はネットでその内容を詳しく調べ始めはじめ、その大方の考え方を知りました。そして、さらに深く内容を知ろうと思い、最近になって「ザ・シークレット」を読み始めたのです。

 正直、私が深く悩んでいる状態になければ、この本を手に取ることはなかったと思います。だって、望めば叶うなんて、胡散臭くて信じられないじゃないですか。スピリチュアルなことに興味があるといっても、パワースポットへ行くくらいのミーハーな程度で、本を読んだり、何かを身に付けたり、セミナーに参加したりなんて、全然興味がなかったのです。

 でも、この世には科学で解明できない霊的な現象はあると信じてはいます。ただ、お金の匂いのするものには、近寄らないようにしています。伊勢神宮へ行き、お守りを買い、赤福を食べるのも、十分にお金の匂いがしますが、これはちょっと違いますよね。

 話が逸れましたが、「ザ・シークレット」は、全世界2500万部の大ベストセラーで、日本では角川書店から販売されています。著者はロンダ・バーンさんというアメリカ在住の女性です。彼女には、テレビ番組のプロデューサーという経歴があり、この全世界での大ヒットは、文章家や思想家としての才能ではなく、マーケティング戦略を実行するプロデューサーとしての力量によるものだと思います。

 先にも言いましたが、内容はごくシンプルなものです。端的に言えば「願えば叶う」ということです。そして、それを裏付けるために、繰り返し偉人や著名人の言葉を引用し続けているだけです。だから、ロンダ・バーンさん本人の文章力や思想はそんなに必要としていません。

 実行を伴わなず、思考するだけで願望が実現するというのは、努力という苦しいものや、失敗という恐ろしいものを経験しなくて済むので、脆弱な心の持ち主にとっては、大変に魅力的な考え方です。そして、私たちは一部の例外を除いて、脆弱な心しか持ち合わせていないものです。魅力的なことを、魅力的に表現し、売り出す手法を編み出したロンダ・バーン氏は素晴らしいプロデューサーだと思います。

 ここまでの内容を読んだ方は、「ザ・シークレット」は、売り方はすごいんだけど、内容は薄い、と思われたに違いありません。その他のこの手の本を読んだことがないのですが、確かにそれについては、否定はできない気がします。しかし、読んでいる内に、根拠のない自信が溢れてきて、ついでに行動力も出てくると思います。それが、この本を読む意味なのではないかと。

 つまり、「願うだけで願望を引き寄せられる」というこの本の大きな論旨を、偉人や著名人の言葉を借りて、何度も刷りこみ、それを行動へも影響させることが、この本の目的であると思います。意識薄弱な「普通の人」である私たちは、何か行動しようと思っても、なかなかそれを実行には移せません。しかし、入り口で「行動はしなくてもいいよ。願うだけでいいんだよ」と甘い誘いを受ければ、願望実現へ向けての登山へと一歩踏み出せるのではないでしょうか。結果として、登り始めた山は登りきるしかなく、願望が実現しやすくなるのだと思います。

 願望へこちらから向かっていくと同時に、願望もこちらへ向かってくるという、スピリチュアルな意味合いについては、実際に不可思議なことを何度か経験しなければ、わからないことです。そして、それを霊的な現象とみるか、ただの偶然とみるかは、その人次第でもあります。「引き寄せの法則」については、信じる人は信じたらいいし、そうじゃない人は信じなければいいと思います。

 引き寄せの法則に対する私の考えのようになってしまいましたが、「ザ・シークレット」は、引き寄せの法則について、ネットで調べた以上の何かを教えてくれるものではないと思います。深い内容を期待して読むと、がっかりする人もいるかもしれません。アマゾンのレビューを見るとそんな人もちらほらいますよね。ただ、人生を好転させたくて、もがいているとか、叶えたい夢があるとかいう人が、魂のサプリメント的に読むのには、おすすめできると思いますよ。初めにも書きましたが、批判的な意味でなく、とても耳触りのいい言葉を投げかけてくれるので、元気が出て、気持ちが明るくなります。

『ザ・シークレット』ロンダ・バーン 角川書店のページ
ザ・シークレット英語版公式ページ

幸せだから、成功するの?引き寄せの法則について。


 最近、引き寄せの法則について知りました。落ち込んでいるときに、友人が教えてくれたもので、願えば叶うとか、思考は現実化するとかいう表現で端的に表している人もいるみたいです。自分の感情や思考と同じ波動のものを引き寄せるという法則で、宇宙をつかさどる不変的なルールらしいです。

 例えば、ケーキが食べたいなと願えば、友達がケーキを持って遊びに来た=ケーキを食べたいという思考の波動がケーキを引き寄せる、という感じです。スピリチュアル系なので、ちょっと胡散臭いなとは思うのですが、バカにできない考え方だと、私は思っています。実際、引き寄せの法則を調べて実践し始めてから、うつ病からくるマイナス思考から解き放たれて、症状自体も改善してきています。私には、うつの認知の歪みを意識するよりも、こちらを意識する方がずっとわかりやすいし、スムーズに自分の中で実践できている感じがしました。

 引き寄せの法則では、自分の思考や願望と同じ波動のものを引き寄せてしまうので、ネガティブな感情や思考をすれば、そうした必要のないものも引き寄せてしまいます。そのため、ネガティブな思考や発想はせずに、プラスの感情や思考をすることが大切なようです。個人的には、この思考や発想をポジティブにする、わくわくすることや楽しいことを思い浮かべるというところが肝で、感情がうつの状態に傾くのを止めてくれている気がしています。何なら、何かいいことがありそうな予感さえ与えてくれます。

 個人的な実感からのおすすめですが、うつ気味でスピリチュアルが好きでないという人でも、軽い気持ちで試してみる価値があるのではないかな、と思っています。というのも、言っていること、やっていることは、下のTEDの動画と同じことだからです。引き寄せの法則は眉唾ものだと思っている方も、データに基づくプレゼンテーションを見れば、モチベーションが上がるかもしれません。そして、この動画で私が気づきを与えられたのが次の事実です。成功すれば幸せになれるという思い込みが、幸せを追いかけ努力し、達成できたとなるとさらに幸せを遠のかせ、努力し…という無限ループに陥るのだそうです。当たり前と言えば、当たり前ですが、当の本人は必至だから気が付かないものです。これは、まさに一年前までの私でした。努力している=ポジティブな姿勢、と思っていたのです。でも、それは幸せではなかったのですね。手の届かない幸せにむかって目いっぱい腕を伸ばしては、疲れていただけだったのかもしれません。




 この動画に加えてもうひとつ、私に気づきを与えてくれたものがありました。Yahoo知恵袋で、引き寄せの法則の達人とされているbiospark2525さんの回答です。20代女性の仕事についての相談への回答に、胸をつかれました。一部抜粋しておきます。

purpleple70さん
仕事について、引き寄せの法則の観点から相談です。甘ったれの20代女です。一応正社員で働いていますが、この会社で働き続けることを覚悟するかどうか迷っています。 ~中略~ よく、仕事の意味を分かっていない・甘い・子どもだと言われます。いつもいつも仕事を辞めて引きこもりたいと思ってしまうので、働くのならポジティブに働きたいのですが・・・。根本的に楽して生きたいと思う反面、それではつまらないのかな、と疑問を抱いています。
我慢をして働いた報酬としてお金がもらえることが仕事だ、だから辛い思いをして大変で、我慢をするのは当然だ、と会社のみんなは言います。私はその考えを受け入れきれずにいます。 ~中略~ もう働くかどうかということで悩むのは終わりにしたいのです。なんだかとても情けなくてお恥ずかしいのですが、どうか相談に乗っていただけるととても有難いです。

biospark2525さん
ぼくから見たら、あなたの感覚は甘いどころか、かなり自然で正常だと思います。仕事であれなんであれ、人はその人の信じていることを経験します。
「我慢しながらやっとのことで生活費を得るのが仕事だ」と信じている人は、我慢しながらやっとのことでなんとか生活費程度のお金を得るでしょう。
「苦しくても無理をしてでもあきらめずにがんばれば必ず成功する」と信じている人は、いろいろと波乱万丈を乗り越えてついに成功するでしょう。
「努力とか頑張りとかではなく、自分が素直に楽しいと感じたりわくわくすることやっていれば自然とうまくいくもんだ」と信じている人は、仕事を楽しみながら、生き生きと働いて、楽しくて仕方ないと言いながら成功するでしょう。
「働いても働いてもお金は足りない」と信じている人は、いくら働いてもお金に困るでしょう。
仕事についての考え方に正しいも間違いもありません。唯一の正しい生き方、というものは存在しません。あるのはただ「どんな生き方を好むか」という好き嫌いだけです。自分で選べるのです。

仕事について、引き寄せの法則の観点から相談です。Yahoo!知恵袋

 私は、仕事は面白いものだと思っていましたし、今もそう思っています。しかし、「苦しくても無理をしてでもあきらめずにがんばれば成功する」と信じている人でもあります。私は、もう一歩進んで、「努力とか頑張りとかではなく、自分が素直に楽しいと感じたりわくわくすることをやっていれば自然とうまくいくもんだ」と考えられる人間になりたいのです。半分はそう思っているけど、もう半分では疑っている自分がいます。努力が美徳であるという教育が身に沁みついている、というのもあるでしょうし、両親や祖父母が苦労している姿を見てきたから、というのもあるかもしれません。

 「成功→幸せ」という考え方は心を消耗させるだけです。TEDのプレゼンテーションでショーン・エイカー氏が提唱するように、考え方のくせはトレーニングによって鍛えられます。早速、実践あるのみ。ということで、私は、数日前から日記にその日におきた感謝することを記しています。言うは易し、行うは難し。これからどうなるかは、お楽しみです。