場面緘黙症・うつを乗り越えて。30代からはじめる自由で幸せな生活への道

うつになったら、まず確認してほしいこと。


 人生設計はいつ狂うかわからない。人は未来を完璧に予想し、計画することなどできません。だから、万が一のために保険をかけて、将来の不測の事態に備える必要があるわけです。このことについて、少し考えなければいけない事態が、今、私に起きています。

 私は、年明けから春にかけてうつ状態になり、現在、心療内科に通院しています。実は医療保険が一年以内に満期を迎える予定になっています。代わりの医療保険に加入する必要があるわけですが、ここでひとつ問題が生じました。どうやら心療内科への通院歴は、完治後も5年間は医療保険や生命保険への加入の制限になるということです。

 まさに青天の霹靂です。この事実を知っていれば、通院する前に1週間でも1日でも待って、医療保険への加入をすべきでした。しかし、無知な私はそんな事実は知らず、何の気もなしに心療内科に予約を入れ、診察を受けたのです。

 心療内科に通い始めたころの私は、睡眠もほとんど取れず、ご飯もほとんど喉を通らない状態でしたし、まともな判断力も失っていました。そのため、症状が緩和した今、振り返っても、通院を始めたこと自体は後悔もしていませんし、心療内科のお世話になっていなければ、今頃、骨と皮だけの廃人になっていたかもしれません。ただ、医療保険に予め入っておくべきだったとは思います。

 つまり、私が言いたいのは、精神的に辛いとき、心療内科や精神科に頼ることは少しも悪いことではないですし、それで、最悪の事態を回避し、症状や人生が好転するのであれば、ぜひ診察を受けるべきです。ただ、もし心療内科や精神科に初めて通院するのであれば、そして、希死念慮が強いなど、その症状が一刻を争うほどのものでないのであれば、生命保険や医療保険の加入状況を確認してほしい、ということです。もし、うつやその他の精神疾患で悩んでいて、私と同じ状況にいる人がいれば、その人がこのページに辿りつき、不要な悩みをひとつ増やさなくていいようにと思い、この記事を書きました。

 さて、自分はどうしたものか。既往歴を制限しない保険商品なら大丈夫とのインターネットの情報も見つけましたので、もうちょっと調べてみたいと思います。私の周りには、パニック障害や軽度のうつの人がいたりして、精神的な病は割と日常的にかかるものだと思っているのですが、そうした人たちはこの問題をどう解決してるのかしら。ナイーブな問題なので、聞くに聞けずにいます。