それでも夜は明ける

場面緘黙症・うつを乗り越えて。30代からはじめる自由で幸せな生活への道

発達障害も緘黙症も個性。

 通院している心療内科の先生があっさりし過ぎて楽観的な性格だということを前に書きました。カウンセリングよりも薬が中心の医師だと思います。この先生に私が幼少期に場面緘黙症だったということを告げたことがありました。  それを聞いた医師はキョトンとしました。私は、もしかして場面緘黙症を知らないのでは、と思いました。そして、一瞬の戸惑いの後に「あなたは、それでも特別学級とか特別学校に行ったわけじゃないんでしょ。学業も順調にきてるじゃない。大丈夫。心配し過ぎですよ。もし、そういうので何かあったら学会で発表されてるから。今は、発達障害がブームで、すごい研究されているん...

面接で向いてないと言われたけど。

 ブログに載せるイメージ写真を探していたら、なぜだかこのおばさんの写真が気になってしまった。笑ってる?のだろうか。泣いてるようにも見えるし、不思議なインパクトのある写真。人生の悲喜こもごもが写真へとにじみ出たのだろうか。  先日受けたある面接の時に、「○○には向いてないんじゃないの?」と言われてしまいました。なんと、単刀直入な!その時は、うまく取り繕おうと変な自己アピールをしてしまったけど、少ししてから、胸のつかえが下りたような気がしました。  いっちょ前に転職エージェントに登録しているのですが、そこの担当の方がすごくいい人。紹介案件以外の面接の相談とか、...

面接で言われる「もったいない」にうんざり。

 就職活動をしていて、面接で最近よく言われる一言「もったいない」。この言葉を聞くと、もうここはないなと思ってしまいます。私が優秀すぎる訳ではない。体のいい断り文句です。  先日、合同面接会に参加した時も、履歴書と職務経歴書を渡したら、ウチにはもったいないと言われました。それでも粘ったら、心当たりがあるからダメもとで電話してみてあげる、とのこと。その時はなんて優しい人がいるのかと、有頂天になって帰りましたが、その後、なんの音沙汰もありません。うまいこと言って厄介払いされたのかもしれません。こういう地味なことが意外と傷つきます。自分が情けないというか...。 ...

一人は泥を見た。一人は星を見た。

 日が沈むと何故だか別人のようにポジティブな人間になります。きっとこっちの方が本当の自分。朝の自分は何者なのだろう。  夜も更けて21時を過ぎるとさらに気分は軽くなります。どうしたんだろう。気持ちが軽い。無職なんてどうでもいい。何とかなるさ!って気分になります。人って不思議ですね。  気分も軽くなってきたところで、本題に。私の思春期の人格形成に深い影響を与えた漫画作品があります。それは、「ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン」です。高校生の当時、週刊少年ジャンプで連載中でした。ジョジョシリーズの中で、唯一の女性主人公、ジョリーンがちょうど当時の私と同じ年代ということで、ジョジョにハマっていました。  私はジョジョの奇妙な冒険に熱を上げていたわけですが、独特の画風によりジョジョは当時のジャンプの中でもあまり人気のない部類、どちらかというとコアなファン向けの作品だったと思います。それは、私も十分に感じていて、クラスの中で大きな声でジョジョが好きとは言えない雰囲気がありました。当時はワンピースやナルトが連載をスタートさせて間もないころで、圧倒的にこちらの作品の方が人気があったのです。  しかし、私も誰かとジョジョの素晴らしさを共有したくなります。そこで、クラスの中でもアニオタ気味な女子に話をしてみました。「ねぇねぇ、ジャンプ読んでたよね。ジョジョって読んでる?」彼女は少し表情を曇らせてこう言いました。「ジョジョはちょっとね...。好きな人は好きみたいだけどね...。」彼女は、エヴァンゲリオンについて目を輝かせて話すようなオタクでした。今でこそ市民権を得ているエヴァも当時はアニオタの代名詞でした。しかし、ジョジョはそのアニオタにさえ拒否されていたのです。  ジャンプは弟が買っていたものでした。私自身は漫画がそこまで好きではありません。アニメもほぼ見ません。そんな私でしたので、当時は、エヴァにハマるようなオタクに対して偏見を持っていました。(今は偏見はありません。エヴァファンの皆様ごめんなさい。)しかし、そんなオタクにジョジョはやんわりと困り顔で否定されたのでした。  これ以降、私はアメトーークでジョジョ芸人によってジョジョが市民権を得始めるまで、ジョジョ好きを封印してしまいました。言ったら最後、変態だと思われかねない。難しいお年頃の高校生だった当時、そう誓ったのでした。 ...

心療内科医。笑顔で「大丈夫」私「...はい。」

 午前中に心療内科に行ってきました。レクサプロが一錠増えました。今日からリフレックス3錠+レクサプロ2錠、睡眠薬ロゼレム1錠の処方です。増えていく薬の量に不安を感じます。  いつになったら、薬を減らせるのか。今日、心療内科で診察中に、前と同じくらい辛いと言ったら、「大丈夫。就活中で面接したり通知待ちしてて、普通の方がおかしい。これで食欲があったら、抗うつ薬が利きすぎてるってことになるからね。」と笑顔で返されました。そう、就活のストレス、無職の引け目が辛いのです。でも、笑顔で大丈夫なんて言われたら、もうそれ以上話せない弱気な自分。ここはもう、「はい」と言って...